【2026富士ヒル直前】今年の抱負とこれまでの振り返り

富士ヒル本番前の振り返り2026
ABOUT US
かっしー
ロードバイク歴7年目の33歳女性。 ヒルクライムやロングライドで身体を追い込みがち。 ウェアやサングラスが好きすぎて、理想を追求すべくロードバイク用サングラスブランド「being」を設立。 2025年の富士ヒルは初出場でブロンズ獲得。2026年から実業団レースにも出ている模様。

いよいよ富士ヒル本番まで残り2日となりました。

スタートは第3ウェーブなので、スタート時刻は6:40〜7:10です。

それを考えると、実際にはあと2日もないですね…。

今年は2回目の参加となるので会場の雰囲気や当日の動き方などは分かっていますが、それでもやはり緊張します。

昨年も本番直前に抱負と振り返りの記事を投稿していますので、昨年に倣って今の心境を語る記事を書こうと思った次第です。

beingの公式オンラインストアはこちら

本ページはbeingの公式ブログページです。
販売しているサングラスを掲載しているオンラインストアはこちらです!

2026年の富士ヒルの抱負は?

今年の富士ヒルの抱負は、「75分切りを果たしてシルバーを獲得すること」です。

現在のPWRは平地換算で4.0倍くらいなので、シルバーとブロンズの間くらいで、低酸素の影響を強く受けると達成は難しいという感じかなと思います。

昨年も同じ目標を掲げていましたが、2025年は4分20秒足りずに79分19秒でブロンズという結果になりました。

昨年のリザルトや走行データについては別の記事にまとめています。

【2025富士ヒルレポ】ブロンズ獲得の走行データ・PWR

昨年をざっくり振り返ると

昨年は序盤ゆとりを持ったペースで入り、シルバーペースよりも1分23秒遅れで一合目を通過。

その後先頭を引いてくれた方が順調にペースを上げてくださり、二合目あたりではシルバーペースより54秒遅れまで追い上げていました。

2025年富士ヒルの二合目通過タイム
2025年は54秒遅れで二合目を通過

しかし、10km地点から明確に低酸素のダメージを受けて巡航速度が急激に低下。

そこからはずるずるとペースが下がり、50分過ぎからは完全な単独走行になってしまい…。

75分のゴールタイムが少しずつ遠のきながらゴールとなりました。

今年の富士ヒルに対する意気込みは?

意気込みを自信を持って語りたいという気持ちはありますが、実は「とても不安」というのか正直なところです(笑)

かっしー

めちゃくちゃ不安です(笑)

というのも、後で詳しく書きますが、直前に体調を崩してしまって本番ちゃんと走れるか分からなかったり、低酸素の影響を今年はどれだけ受けるのか未知数だったりなど、不確定な不安要素がたくさんあるからです。

でも、スタートに立つ前に諦めるなんてことはしたくないので、今は「どうやったら体調をよくできるか?」「どういう作戦やペースで走るべきか?」など、色んなことを考えています。

諦めた時が、負けた時

今シーズンに入ってから色々な局面で支援してくださった、私が尊敬する競輪選手の座右の銘です。

諦めたら終わり。

負けたくないのは、自分。

そういう気持ちで走ります!

今年の富士ヒルの不安要素

去年の富士ヒルから今年の富士ヒルまでは決して順風満帆な一年間ではありませんでした。

順風満帆ではなかったこの一年

この一年間に起きた、「ツイてなかった出来事」を挙げていきます。

  1. ロードレースで落車し全治3ヶ月の骨折
  2. 持病のバセドウ病が悪化
  3. 同時に右膝を故障
  4. 2026年3月〜5月は毎月風邪を引いて熱を出す

と、この一年間は怪我と体調不良のオンパレードでした。

怪我も体調不良も自分に責任がありますが、こうも不調が続くとトレーニングを継続できません。

(バセドウ病はロードバイクを始める前に見つかっていて、コントロールできていれば練習もレースも問題ないです。)

ほぼ参考にしていませんが、疲労とフィットネスを組み合わせたフォームは上がったり下がったりを激しく繰り返していて、積み上げができず、調子の波を合わせるのも難しい状況であることが分かります。

2025年~2026年のフォームの推移
上下を繰り返すフォーム

2月に高リスクゾーンに大きく突入していますが、この時は膝の怪我が治った直後で毎日3~4時間のベース練習をしていたため、疲労が蓄積していました。

ロードレースの落車で全治3か月の怪我

今となっては笑い話なのですが、昨年の富士ヒルの一週間後に行われたロードレースで落車し、肘と鎖骨を折る全治3か月の怪我を負いました。

結局回復が早かったおかげで、「実走復帰の目安」と言われていた3カ月後にはヒルクライムレースに出場するまでに回復できました。

ですが、富士ヒルまでトレーニングを頑張って最高に仕上がっていた状態から一気に転落してしまったのは事実で、210w~220wあったFTPは173wまで下がっていました。

骨折した時は顔がパンパンでした
地面に強打してパンパンに腫れた顔

実業団レースで揉まれて常に満身創痍

また、今年からJBCF(実業団)レースに出始めており、2月〜5月の4か月間にすでに6レース走っています。

毎月全国各地に遠征してレースを走っていると、移動の日はあまり走れなかったり、レース後は疲労抜きのために追い込む練習がしづらかったりと、なかなか練習を積み上げていくのが難しかったです。

そして、4月の大きなロードレースに照準を合わせていたこともあり、減量はせず、練習もFTPの向上だけでなく、アタックやスプリントに対応するような練習中心となっていました。

このように、

  • 慣れないレースと遠征の疲労
  • 去年よりも重い体重
  • 富士ヒル特化練習が難しい状況

があったのは事実です。

また、ロードレースはヒルクライムと走り方が違い、アタック合戦や先頭交代があるので、淡々とペースを刻むよりも、上げ下げが激しい長期戦が多いです。

なので、FTPのちょっと下で同じパワーを維持するというよりも、もう少し下の領域で走りながら、時々富士ヒルでは出さないような高い出力を繰り返すというのが5月までの主な走り方でした。

2026年4月西日本ロードクラシックVC FUKUOKA DEVO樫部

去年よりも4.5kg重い体重

富士ヒルはパワーウェイトレイシオ(以下PWR)が重要になるのですが、このPWRはFTP÷体重で計算できます。

「FTP÷体重=PWR」

ざっくり言うと、1時間維持可能な体重1kgあたりの最大パワーという感じです。

昨年はFTP210w〜220wに対して体重53.5kgだったので、

210〜220w÷53.5kg=3.9〜4.1倍あった計算になります。

しかし、去年の富士ヒルが終わってからはロードレース向けのトレーニング中心で体重は増え、さらに冬の間の故障により体重が増加しました(笑)

なんと、MAX58.1kgまで行きました。

すると、仮にFTPが去年と同じだとすると、

210〜220w÷58.1kg=3.6〜3.8倍にしかなりません。

反対に、去年と同じPWRで走ろうとすると、227〜238w出さないとダメということになります。

分かりやすいように表にするとこんな感じです。(あくまで昨年とFTPが変わらなかった場合の仮定の話です)

体重測定時期FTP体重PWR
2025年6月上旬210w~220w53.5㎏3.9~4.1倍
2026年1月上旬210w~220w(仮定)58.1㎏3.6~3.8倍

うーん、単純に体重が増えたらからパワーが増すという訳でもないので、現実的な数字じゃない、やはり富士ヒルまで体重を落とすしかないと思ってました。

結果的に冬から今までにどれくらい減量できたかは後ほど記載します。

オフシーズンを棒に振った怪我

持病に関しては仕方ないところもあるのですが、追い打ちをかけるように膝を痛めた時は涙が出ました。

やっと甲状腺の症状が良くなってきたからと屋外を走行したら、急に膝が痛くなりました。(11月の台湾レースの後から違和感はあったのですが…)

思い切って半月ほど完全にトレーニングをストップ。

その間は筋トレや水泳に勤しんで、1月の中旬にようやく復帰。

本来であれば12月〜2月の中旬くらいまでは長時間の走り込みをして土台を作っていきたかったのですが、

実際にベーストレーニングができたのは1月中旬〜2月中旬までの1ヶ月間のみでした。

ベーストレーニングどころか、怪我の再発に怯えながらの練習だったので、強度を上げて走れたのは3月の終わりからとなりました。

つまり、

  • 冬季のレーストレーニングができていない
  • 強度を上げた練習がなかなか始められない

ということになり、じっくり長い時間走るのは得意になったけど、FTP付近で粘る練習ができないというもどかしさを感じながら色々なレースを走っていました。

度重なる風邪

あとは、今年に入ってから謎の体調不良が続いています。

3月、4月、5月と、毎月お決まりのように高熱を出して寝込みました。

トレーニングやりすぎじゃない?休んでなさすぎじゃない?と周りに心配されていましたが、

トレーニングは理想の7割程度に抑えていたし、睡眠や栄養もできる限り工夫していたので原因がはっきりしません。

実際、昨年はフォームが何度も「高リスクゾーン」に突入するような練習を重ねていましたが、今年はほとんどそのゾーンには突っ込んでいません。

強いて言うなら、5月の風邪はトレーニング疲れではなく、日常生活の疲労から来たものです。

長距離の移動や神経を使う仕事などが立て込んでおり、毎日気を張っていた後に体調を崩してしまいました。

5月に風邪を引いた時はあまりにも情けなくて、悔しくて、家族にすら打ち明けられずにいましたが、熱が下がって体調が上向きになるにつれ、前向きな気持ちに切り替えられるようになっていきました。

かっしー

こんな感じで、この1年間は思うようにトレーニングできない期間がたくさんあって、不安が大きいです。

去年よりも成長していると実感していること

ここまでは、「いかにこの一年間うまくいかなかったか」を強調して書いたのでとても情けない内容になってしまいました。

ですが、昨年よりも改善していることもたくさんあります。

私が思いつく限りの改善ポイントは下記の通りです。

  1. 効率の良いペダリングができるようになっている
  2. 心肺機能が向上している
  3. 屋外中心の練習に切り替え、ペーシングが上手くなっている
  4. バイクの重量が大幅に軽くなっている

この4つのうち①~③については、昨年落車をした後も諦めずに復帰してトレーニングを続けたからこそ改善したポイントだと思います。

効率の良いペダリング

2025年2月頃から効率の良いペダリングを知人から学んで練習をしていましたが、2026年1月にフィッティングを受けたことにより、さらに改善が見られました。

具体的にはケイデンス80くらいでガシガシ踏んでいたスタイルから、自然に回してケイデンス90くらいになる走り方に変化していきました。

疲れてくるとケイデンスが徐々に落ちてくるのではないかと思いますが、80rpmから70rpmに落ちるのと、90rpmから80rpmに落ちるのとでは脚への負担が違ってくると思います。

なるべくくるくる回すことを意識して無駄な力を使わない走り方を意識し、6月までに長時間の走行はかなり楽になったと思います。

心肺機能が向上している

この心肺機能の向上については驚かされることばかりでした。

具体的には、

  1. 安静時心拍が下がった
    1年半で安静時心拍が60bpmから50bpmまで下がった。
  2. 同じ強度で走った時の心拍数が下がった
    以前よりも高いパワーで走っても以前と同じくらいの心拍までしか上がらない。
    以前と同じパワーで走ると以前よりも心拍数が低くなる。
  3. 心拍閾値が上がった
    より高い心拍や運動強度でも乳酸が溜まりづらくなる。
    主観的にキツいと感じて踏みやめてしまうラインが上がった。

という変化を感じています。

いずれも長期間トレーニングを継続することによって持久力や心肺機能が向上した結果だと思います。

屋外中心のトレーニングに切り替えた

昨年富士ヒルを走るまでは、主にスマートローラーを活用した室内練習が中心でした。

理由は、

  • ローラーの方が強度と時間を管理しやすい
  • 交通状況や勾配の変化に左右されない
  • 早朝や夜でも実施しやすい

からでした。

ですが、あまりにも室内練習が多すぎて、昨年の富士ヒル本番では「頻繁なシフトチェンジは地味に疲れる」「勾配が変化しても同じパワーで踏むのが下手」だと痛感しました。

ローラーは便利ですが、常に変化する勾配に適したギアの選択や踏み方を練習しておかないと本番で困ると学んだので、2026年は雨の日や夜練以外は屋外で行いました。

比較期間ローラー練習割合実走練習割合
2025年3月~5月44%56%
2026年3月~5月13%87%

総練習時間に対してローラー練習に割いた時間の割合と、実走練習に割いた時間の割合を2025年と2026年で比較すると、違いは一目瞭然です。

屋外練習はチーム練の時以外はほとんど一人でしていたので、勾配が変化しても一定ペースで踏んだり、向かい風の中リラックスして踏んだりできるよう、ひとりで淡々と練習しました。

バイクの重量が軽くなっている

ここまでは技術的、身体能力的な話でしたが、バイクの軽量化に関しては、金銭的に許される範囲であれば誰でも実践できることです。

私が乗っているバイクの重量の変遷はこんな感じです。

計測時期バイク種類重量重量差
2025年4月TREK Madone Gen8 M7.98kg
2025年5月TREK Madone Gen8 M7.67㎏-310g
2026年2月TREK Madone Gen8 M7.56㎏-110g
2026年2月TREK Madone Gen8 M+ヒルクライム決戦用ホイール6.62㎏-940g
2026年6月TREK Madone Gen8 S+ヒルクライム決戦用ホイール6.74kg+120g

バイクの軽量化については2025年の富士ヒル前に1回、

そして、2026年2月にホイールの軽量化を1回行っています。

各軽量化の際の詳細の記事はこちらです。

富士ヒル決戦用ホイールを組んでロードバイクの軽量化に挑戦。2025年に引き続き、第2弾です。

数々のパーツを軽量化してバイク重量は6.62㎏まで落ちましたが、試走を経て重さよりも速さを大切にした方がいいと判断したパーツをさらに交換。

最終的に2026年の富士ヒルに挑む際のバイク重量は6.74㎏となりました。

ちなみに、とある事情により、TREK Madone SLR Gen8から、まったく同じモデル・グレードのバイクをサイズダウンしてSサイズを追加購入しました

MサイズからSサイズのMadoneに乗り換え
色とサイズが違うだけです(笑)

なぜ全く同じモデルの色違い・サイズ違いのバイクを買ったかについては、後日別の記事でお話ししたいと思います。

富士ヒルに挑む6.74㎏のMadoneは、このSサイズのバイクとなっています。

こうして変遷を見てみると、初期の頃と比較すると、今は1,240gも重量が軽くなっていることが分かります。

富士ヒルは1,000g軽くなるとタイムが60秒速くなる、なんて言われることもあるので、重量の影響は大きいと思います。

心肺機能の向上やここまでのバイクの軽量化は昨年無かった武器ですので、それが今年役に立つといいなと思います。

結局体重は何キロなのか?

最後に体重について書いてから終わりにしようと思います。

この記事を読んでいて、バイクの重量が軽くなっても体重が重かったり、FTPが低かったりしたら意味ないじゃん。と感じたのではないでしょうか

本当にそうだと思います…。

この体重については常々悩まされていました。

というのも、

  • 昨年の富士ヒルは53.5㎏まで落としすぎてスカスカになってしまった
  • 11月のツール・ド・おきなわの時は56.0㎏でベストなコンディションだった
  • でも、故障で走れない時期を経て58.1㎏まで増えてしまった
  • 復帰してからは57㎏から全然減らないけど登り以外はちゃんと走れていた
  • とはいえ57㎏のままPWRを4.0倍超えまで持っていくのは無理だと感じた

からです。

私は身長が168cmあるので、いわゆる健康体重は64㎏くらいです。

なので、たとえ58㎏あったとしても健康な範囲ではあるのですが、ヒルクライムにおいては少し重いなという感じです。

減量は諸刃の剣で、素人が付け焼刃でやると失敗してしまうということを昨年学んだので、今年は落としても55㎏までと決めていました。

4月の下旬に照準を合わせていたロードレースが終わり、富士ヒルに向けて切り替えた時の体重は57.3kg。

そこから体重を意識した食生活に変更し、体重が落ち始めたのは5月の中旬からでした。

5月中旬からコンスタントに56㎏台になり、そこから着々と減量は進み、現在の体重は55㎏前後となっています。

私がリハビリで通っている整形外科にある体組成計で身体測定をしてみたところ、落とした体重の80%は脂肪で残りの20%は筋肉でした。

筋肉が減っている点については、「減ったかもしれないけど以前と同じくらい踏めていて、割合ではなく重量で考えると誤差の範囲」だと感じたので気にしていません。

無事に予定通り55㎏付近まで体重を落とすことができたので、55kgを基準にPWRを計算するとこんな感じになります。

パワーPWR
220w4.0倍
214w3.9倍
209w3.8倍
203w3.7倍
198w3.6倍

最後に

今年は思うように練習ができなかったり、直前に風邪を引いてしまったりと、万全の体調とは言えません。

でも、1年に1回のこの機会にピークを持ってこれるかどうかも実力だと思っているので、私はその点については未熟だと言わざるを得ないと思います。

走り出すまではどんな体調になるか分からないので不安ですが、レース本番に限界突破するのは得意なので、前向きにスタートを切って、淡々とゴールを目指したいと思います。

かっしー

今年は75分ぴったりのタイム表を貼って、1kmごとのラップタイムを観察しながら走ろうと思います。

皆さんは富士ヒル本番を前に、どんな気持ちで過ごしていますでしょうか?

緊張すると思いますが、皆さんがこれまで積み重ねてきた練習や、応援してくれる仲間の存在を思い出して、当日は精一杯そして楽しく走りましょうね!

会場で皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!

beingの公式オンラインストアはこちら

本ページはbeingの公式ブログページです。
販売しているサングラスを掲載しているオンラインストアはこちらです!