May31Cycling阿蘇山ヒルクライム2025の結果と振り返り

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かっしー
ロードバイク歴7年目の32歳女性。 ヒルクライムやロングライドで身体を追い込みがち。 ウェアやサングラスが好きすぎて、理想を追求すべくロードバイク用サングラスブランド「being」を設立。 2025年の富士ヒルは初出場でブロンズ獲得。

みなさんこんにちは。

ロードバイク用サングラスブランド「being(ビーイング)」の樫部結香(かしべゆか)と申します。
※ニックネームはかっしーです!

今日は2025/11/22(土)に熊本県の阿蘇山で行われた「May31Cycling阿蘇山ヒルクライム2025」の結果の振り返りを行いたいと思います。

年末ギリギリにアップすることになるとは…。

ご報告が遅くなってしまい申し訳ございません。


この大会の車載動画はbeingの公式YouTubeチャンネル「beingの中の人」でスタートからゴールまでのフル動画をアップしてます!

レース当日の天候と機材

項目内容
天候晴れ
気温8度
湿度75%
フレームTREK Madone SLR Gen8
ホイールTREK Bontrager Aeolus RSL51
タイヤCONTINENTAL GRAND PRIX5000 28C

※気温と湿度はレース中に記録したサイコンのデータに基づいています。

2週間前に走ったツール・ド・おきなわではレース中の気温が23度でしたが、阿蘇ヒルの気温は8度ととても寒い気候でした。

ホテルを出発するときは車のフロントガラスが凍りついていてびっくり!

ホテルは道の駅阿蘇の近くだったので、大会会場までは阿蘇山の麓をぐるっと半周して車で移動しました。

早朝の幻想的な風景がとても綺麗でした。

コースプロフィール

今回は、阿蘇パノラマラインを南側から登り、阿蘇山上ターミナルの手前のT字路あたりがゴールのコースでした。

項目内容
距離11.60km
獲得標高690m
平均勾配5.9%

大会前に阿蘇ヒルの試走に行きましたが、その時に抱いた感想としては「めちゃめちゃ登りやすい!」でした。

  • 勾配の変化が小さい
  • 激坂がない(斜度が緩やか)
  • 路面が綺麗
  • 景色が美しい

ヒルクライムレースは激坂をヒィヒィ言いながら登るタイプのものもありますが、

阿蘇ヒルはまったりペダリングしながら景色を楽しむのもアリ。そんなコースだと感じました。

【Youtubeにアップした試走動画はこちら】

レースの結果は?

今回のレースはインフルエンサー?としてゲスト参加していたので、リザルトがどのような扱いになるのか分からない状態で走っていました。

友人から「ゲストなんだから表彰されるわけないじゃん!笑」と言われて、私と新開さんだけ心底ガッカリしてました😂笑

私たち2人だけがレースの結果にガチでこだわっていて面白かったです。

年代別で表彰されることはありませんでしたが、大会後に公開された総合成績を見て男性を除いた順位を確認したところ、女子全体で「5位」だったようです。

女子総合順位総合順位選手タイム
1位不明鈴なり妖怪さん不明
2位54位新開由樹さん36分05秒
3位64位海外ゲスト36分44秒
4位70位松下さん37分03秒
5位74位37分28秒

鈴なり妖怪さんこと木下さんは計測チップの不具合?で、リザルト上ではDNSになっていましたが、実際は後方からスタートして女子の中で圧倒的1位でゴールしていたので彼女が確実にこの日最速の選手でした(笑)

計測の不具合については鈴なりさんが直接本部に相談に行っていて、最終的には女子1位のリザルトが認められたようでした。

レースの走行データを公開

今回のレースの走行データは下記の通りです。

【Stravaのアクティビティログです】
【こちらはIntervalsのログです】

8km過ぎでスピードや心拍数がガクッと下がっていますが、この部分はトンネル内でGPS信号が途切れて計測が中断したポイントとなっています。

文字が小さいので数値をひとつずつ記載すると、

項目データ
平均パワー197w
加重平均パワー201w
PWR(NPベース)3.65倍
平均心拍数183bpm(88%)
最大心拍数196bpm(94%)
平均速度18.5km/h
ケイデンス88rpm

となりました。

今度はパワーと心拍数を中心に見ていきたいと思います。

阿蘇ヒルの走行パワー

パワーゾーンの分布を見る限りは「長時間のSST」に近い走り方だったようです。

後述しますが、この日はこの世の終わりくらい体調が悪かったです。

そんななかNP201wは「ギリギリ及第点」だったんじゃないかと思います。

【ちなみにパワー分布はこんな感じ】

ゾーン4の下限はかなり余裕を持って走れるのですが、ゾーン4の上限になるとかなりキツく感じました。

阿蘇ヒルの心拍データ

【心拍ゾーンの分布では分からない異常事態が起きてた】

心拍ゾーンの分布を見る限り、おかしなところはありません。

スタートから20分経つくらいまでは新開さんとローテーションしながら走っていたので心拍数は緩やかに上がっていました。

ゾーン分布では異常は見られませんが、この日レース中の平均心拍数は183。

かなり低めに出ています。

ちなみに過去大会の平均心拍数は下記の通りです。

日付大会名レース種類走行時間平均HR平均/最大(%)
2025/3/23メボロゴーラウンド個人TT57分47秒18190%
2025/6/1富士ヒルヒルクライム79分19秒17989%
2025/8/31椿ヶ鼻ヒルクライムヒルクライム45分27秒19194%
2025/10/19仙山KOMヒルクライム36分35秒18792%
2025/11/9ツール・ド・おきなわロードレース83分14秒18390%
2025/11/22阿蘇ヒルヒルクライム37分28秒18388%


個人TTのメボロゴーラウンドと富士ヒルが低めの平均心拍数になっているのは理解できます。

個人TTは心拍やパワーを管理して走っていたし、

富士ヒルは高地の低酸素の影響から心拍数が上がりにくいという環境的な要因がありました。

普段ヒルクライムレースでは最大心拍の90~94%くらいで走行していることが多いのですが、今回の阿蘇ヒルでは最大の88%までしか上がっていません。

ゴール前のスパートでは沖縄以上の追い込みをして、出し切った状態でゴールしましたが、それでも197までしか心拍は上がりませんでした。

※阿蘇ヒルのゴールシーンはこちら(ゴール前のスパート部分から再生されます)

心拍数について長々と書きましたが、何が言いたいかというと、「体調が悪すぎて心拍数が上がらなかった」ということが言いたかったです(笑)

これまでレース動画や友人との会話の中でこのことには触れて来たのですが、

体調不良が心拍数に現れる時は2つのパターンがあると思っています。

  1. いつもと同じパワーで回しているのに心拍数が「いつもより高い」
  2. いつもと同じパワーで回しているのに心拍数が「いつもより低い」

両方とも同じパワーを基準にしていますが、それに対していつもより心拍数が「高い」か「低い」かで体調の悪さの度合いが分かると個人的には分かっています。

前者の「いつもより高い」は単純な肉体疲労ですぐ休めば回復するものです。(私の場合は)

後者の「いつもより低い」は厄介で、これは単純な肉体疲労というよりも神経系が疲労しきっていて身体が弱っている状態です。

滅多に経験しないのですが、これまでは

  • 富士ヒル前
  • ツールド佐伯

の時に2回経験している現象で、今回が3回目でした。

自分にこのような症状が出るのはオーバートレーニング気味になっているか、過密スケジュールで身体を酷使しながら少ない睡眠でトレーニングも強行している時に起きがちです。

11月9日のツール・ド・おきなわでピークの頂点を経験して、翌日から体調がジェットコースターのように降下しているのを実感していたので、

沖縄で心も身体も限界まで追い込んだ後、身体が「もう無理だよ~」という危険信号を発していたのかなと思いました。

レースの感想

【ゆきちゃんと記念撮影】

阿蘇ヒルは普段は愛媛県で活動している新開さんと一緒に先頭を走ることができて、とても刺激になるレースでした。

でも、最初の16分ほどしかまともに走れなくてゴールまで競い合うことは叶いませんでした。

新開さんは私と走るのを楽しみにしていてくれただろうし、私も新開さんと走るのを心待ちにしていたので、万全の体調でレースに挑めず申し訳なかったと反省しています。

どのようなペースでレースが進んでいくか予想できないでいましたが、230w(4.10倍)くらいのハイペースになったとしてもついていこうと思っていました。

実際は200~210wくらい(3.60~3.80倍)のペースで走っていたので内心「ハイペースな展開じゃなくてよかった」と安心していたのですが(笑)

余裕を持って走れるはずのペースで、しかも心拍数は落ち着いているのにレース終盤のような疲労感を感じて困惑しました。

15分ほど走ったところで体調不良を認めていったん先頭集団から離脱。

ここで明確にラインを左端に外して後方の走者に道を譲り、1回休んだら勾配が緩んだところで踏み直して先頭に復帰しようと思いました。

でもここで予想外の事態が!(笑)

後方からスタートした鈴なり妖怪さんが先頭集団に追いついてきて、集団が活性化しました😂

それまでと同じペースで進んでくれれば後で先頭復帰できると思っていたのですが、

先頭集団が活性化するという予想外の展開が起きて、あっという間に千切れてしまいました😫

そこからゴールまでは単独走行でしたが、200wを下回らないように耐えて、耐えて、耐えて…の連続。

ゴール手前では自分に檄を飛ばしながらゴール。

シーズン最後のレースだし最後は出し切って終わりたいと思い、最後まで下ハンダンシングで走り切りました。

【大好きなSaddle Up!メンバー】

レースの反省点

今回の反省点はひとつだけです。

体調悪いのに全力で走るべきじゃなかった

これに尽きます😂

レースが終わったばかりの11月下旬頃は「体調が悪いなりに頑張った自分えらい」「調子悪い割にはよくできた」なんて思っていました。

でも、そこから本格的に体調を崩してしまい、今年が終わろうとしている今、ほとんど練習ができていません。

無理をして走り続ける代償がこんなにも大きいとは…

なので、自分の身体に耳を澄ませて極端に無理をさせないように配慮する必要はあるなと思いました。

とは言え、阿蘇ヒルに全力で挑みゴールまで駆け抜けたことを後悔してはいません。

レース前も、レース中も、レース後も、

「かっしー頑張れ!」

「かっしーお疲れ!」

と声を掛けていただいたことで、阿蘇まで行って良かったと心から思えました。

皆さんに少しでも力と元気を与えられていたらいいなと思うのですが、

それ以上に皆さんからの声掛けに元気をいただきました。

阿蘇では一緒に交流していただいて、応援していただいて本当にありがとうございました。

最後に

阿蘇ヒルは体調管理に関して大きな課題が残ったレースとなりました。

しかし、それだけでなく「ゲストとしての振舞い方」についても考えさせられたイベントとなりました。

阿蘇ヒルを振り返ると「自分が楽しんでしまった」という印象が残っていて、「参加者の方たちが楽しめるように周りを配慮した行動ができたか」と考えたら疑問が残りました。

私は「インフルエンサー」「ゲスト」という立ち位置は経験したことがなかったので、

今回のゲスト参加はプロ意識の高い他のゲストの方たちの行動が参考になる良い経験にもなりました。

とは言え「発信」をお仕事にしている他の方々と私の立ち位置は微妙に異なるので、「他の人たちと同じように振舞いたい!」と肩ひじ張らずに、「私らしい、私ができる方法での貢献」を考えて自転車業界を盛り上げていけたらいいなと思っています。

記事が長くなって申し訳ありませんが、

2025年のうちにシーズン中のレースレポを全部上げることができてよかったです。

今年一年全体の振り返り記事も続けてアップしますので、もし良ければ目を通していただけると嬉しいです😊